未来予測レポート「WGSNが予知する2023年」
近頃、「このコロナによって、WGSNはこれまで立てた予測を変えますか?」というお問い合わせを多く受けます。その答えはイエスとノーの混合でした。というのも、未来予測の方向性は変わらないのですが、その展開のスピードが想定以上だったからです。
WGSNは、近頃話題のメタバース(Metaverse/最初はサードプレイスと呼ばれていましたが)についても、2018年発行の『2021年のための予測』の中で、“これから注目すべき現象”のひとつとしてレポートしていました。
また、コロナ以前から、在宅中心の生活をベースに消費や仕事を考えるようになること。環境を意識した生活にシフトし、大量消費社会の方向転換が余儀なくされること。非接触型の消費が拡大すること。食の世界に大きな変革が起こること。メンタルケアが重要になること。ウェルネスとサステナビリティがあらゆるビジネスカテゴリに絡んでくること。さらには、デジタルとフィジカルの世界がどのようにブレンドしていくのかなど、豊富なビジュアルを使って提示していました。これらの予測の意味するところが何であるかをうまく想像できない頃から、です。
そして、コロナが契機になりましたが、日本を含む多くの地域で予想以上に早く、現在進行形でこれらが現実となっていることはご存じの通りです。
未来の情報はなかなかトリッキーです。過去や現在については、ニュースやデータとして確固たる情報がありますが、まだ起こっていない先々についての情報は有象無象です。
それでも、できる限り正確に未来を描いてビジネス計画を練りたいと考えた時、多くの企業にとって拠り所となる、信頼できる情報ソースとなり得るのがWGSNではないかと思います。そのようなわけでWGSNの予測をベースに、4つの行動的要因と4つの消費者像をもとに、およそ1年後、2023年の商品やサービスをリリースする企業向けのアクションポイントをお届けしたいと思います。
目次
- P2
- 概要
- P5
- 消費者マインドに影響を及ぼす重要な行動的要因
- P11
- 2023年、市場を牽引する4つの消費者プロファイル
- P20
- 2023年に向けたアクションプランまとめ
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wgsn@ifs.co.jp 北島宛