社員インタビュー 07

自社の利潤だけでなく、
共同体で社会インパクトを創出していく
2017年中途入社 


入社のきっかけ

前職では総合アパレルの会社で、ブランド責任者や戦略商品開発の統括、新業態の開発などを担当していました。私が転職したのはまだパリ協定の前でしたが、アパレルの仕事を通じて米国に行く度に、すでに市場では気候変動に関する対策やエシカル消費の兆しが現れていました。これを俯瞰的に、国際潮流を見てみたいと感じたのが転職のきっかけです。当時のifsは、まさにサステナビリティの事業を作り上げていくタイミングだったこともあり、この領域を自身の手で作り上げていきたいと思い、入社を決めました。

現在の担当業務

「未来価値創造」のためのシンクタンク部門を担当しています。調査・研究内容を発信することに留まらず、社会で実際に利用し活用していくための社外の方とのアライアンス構築等、プロデュースも担っています。主に、国際潮流を研究者や有識者と交流してキャッチアップしたり、社会実装に向けた戦略の構築を行っています。


仕事のやりがい

新規事業を起ち上げて、自社の利潤だけでなく社会インパクトを創出したとき等は、この仕事に就いて良かったなと感じます。
例えば、現在も携わっているジャパンサステナブルファッションアライアンス(通称:JSFA)は、サステナブルファッションの推進母体として、共通のコミットメントを目的に掲げる連合です。現在は、65社のメンバーと、3つの省庁のパートナーと連携しています。考えをまとめるのではなく、多様な戦略を噛み合わせて社会インパクトを最大化することが求められているため、ファシリテートするには知見を持つことはもちろん、人や企業を繋げる力が求められる仕事です。言い換えると、個を立たせるのではなく共同体として、参画している皆さんが再現性を持って機能するエコシステムを作ることが重要だと考えています。

成長を実感したとき

前職での経験も振り返って考えると、自分で機会を作り出し、その機会で自分を変革するには、圧倒的な当事者意識が必要だと感じています。とことん仕事のことを考え、もがきあがいた経験こそ、自分やチームの仕事の幹を形成したタイミングだったと記憶しています。やはり粘り強く失敗してもやり切る人やチームはとても強いと認識しています。今は自身がマネジメントする立場でもあるので、同じチームのメンバーが、没頭する仕事を生み出し、サポートしていきたいと思います。

仕事で大切にしていること

あまりこだわりやルールを持たないようにしています。
コンサルテーションの仕事をしていると、ゴールに対して最適な道案内をすることが求められます。そこにたどり着くためには、全てをきれいにまとめようとすると、時間もコストも余分に要します。私の仕事は、再現性のある成果が期待できる道程を設計することを求められることが多いため、ビジネスの基本を守りつつ、多少のことは気にせずに進めるようにしています。


将来の夢

いつか誰にでもはっきりと言える社会ビジョンを持つことです。
問題解決の仕事をしていると、そもそもの課題を見直すことから始まることが最近多いと感じています。目指すべき方向と現状を改めて見直して課題を見つけていくのですが、それと同様、私自身も確固としたビジョンを持てているわけではないと感じることがあります。
発展途上国の社会課題について取り組んでいると、物資を送ったり、着なくなった洋服を送れば解決するのではないかと、日本で生活する私たちの視点で手法を考えがちです。でも、そこにビジョンはありません。私自身も、まだまだだといつも思っており、いつか誰にでも明確に伝えることができる社会的ビジョンを持てるようになりたいと考えています。

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