KCI Key Consumer Indicators by ifs vol.4
この度、伊藤忠ファッションシステム マーケティング開発第1グループでは、「KCI Key Consumer Indicators by ifs vol.4」として、全国に住む20-50代男女1,100名を対象に、エール消費に関するwebアンケート調査を実施・考察を行いました。
*KCIとは、今後の重要な経営指標となりうる消費者の心理変化や行動変化を、ifsのコンサルタントが調査・分析を行った上で発信を行うコンテンツです。
ifsが考えるニューノーマルビジネス
KCI Key Consumer Indicators by ifsでは、アフターコロナの新しい消費スタイルの鍵になるビジネスを「リコマース」「サブスクリプション」「エール消費」と考えており、3回にわたってこのアフターコロナの新しい消費の鍵であるテーマを追っていきます。最後となる今回は、「エール消費」について取り上げます。
「エール消費」考察
「エール消費」とは、「応援する目的でモノやサービスを購入・体験する消費行動」のことをいいますが、この消費行動は、現在、クラウドファンディングが注目を集めているように、コロナ禍を契機に、これまで以上に一般化し、生活に浸透しています。生活者との心理的な結びつきを強固にすることについては、企業活動を行う上で非常に重要な活動ですが、withコロナの時代に、エンゲージメント強化のための新しい手法として、エール消費を活用することは、極めて有効であると考えられます。
ところで、一口に「エール」といっても、そのモチベーションや消費の行動は多様です。 純粋な応援を目的として応援者自らがモノ/サービスを購入する「直接的なエール」以外に、モノ/サービスの購入者自身ではそのつもりがなかったにも関わらず、結果として何らかの応援につながっている「結果的なエール」がみられます。さらに、自分自身では対象となるモノ/サービスを購入しないものの、応援の輪を自ら率先して拡大する役割を買って出ることで、自分と関わりを持つ他者の消費意欲を喚起させ、購入へと導く「間接的なエール」も存在しています。生活者自身が、モノ/サービスの提供者(企業や個人)と同じ立場に立ち、共にそのモノ/サービスの浸透に尽力する、いわば、”送り手と受け手の共生”の姿がみられるのも、「エール消費」という新しい消費のスタイルの特徴といえます。この「消費しない消費」のカタチは、「エール」の持つ、非常に特徴的な新しい消費のスタイルだと考えています。
ただし、いわゆる”社会的な大義”を掲げるだけでは、生活者からの好意的なアクションを得られません。そこには、ターゲットとなる生活者が求める価値を用意することが当然ながら前提として必要であり、「エールマーケティング」の成功確度を高めるためには、単純な大義や正義に留まらない、生活者のニーズをしっかり理解したモノ/サービスの提供が不可欠です。
今回の「エール消費」に関するレポートに関して、サマリー版を下記のリンク先からダウンロードいただくことが可能です。
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フルレポート内容
・性別・年代(10代刻み)別データ、エール消費体験状況別データ、エール消費とコロナ禍関連別データ
・A4/72ページ
・PDFデータ納品
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第4弾 「エール消費」に関する調査レポート
調査ディレクター 佐々木大補
調査スタッフ 丸山優介 佐藤諒 坂田衣里菜
伊藤忠ファッションシステム㈱マーケティング開発第1グループ
佐々木大補:外資系広告会社で、日用品、化粧品、不動産、自治体の観光キャンペーンなどのブランディングからコミュニケーションデザイン領域までの総合的な戦略プランニングを担当した後、現職に至る。広告領域での戦略プランナーとしての経験を活かし、生活者視点から、企業~商品に至るまでのブランディングに従事。
問合せ先:marketing@ifs.co.jp
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発行元:伊藤忠ファッションシステム株式会社 KCI担当
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