ifs未来研究所
モノや情報が溢れ返り、ひとつの商品やサービスをとってみても“生活者”自身が常に理性的に判断できる範疇を超え、ますます複雑化。
生活者の感情や心に訴え、自分ごと化させ、共感してもらうというプロセスが必要不可欠になっている今だからこそ、ifs 未来研究所では、「時代の気分」「生活者の価値観」「ビジネスの可能性」といった視点から、少し先の未来について様々な切り口から情報を発信。
太田敏宏 Toshihiro Ota
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激動の平成ファッションビジネス史と次代の展望(後編)ファストファッションの市場席捲と急速なEC化が進んだ平成後期
10月号に引き続き、「激動の平成ファッションビジネス史」を振り返るとともに、次代への視点を探ってみたい。前編ではバブル期~バブル後の不況期を取り上げたが、後編では、21世紀を目前に控えた平成10年(1998)からスタートする。平成20年代に入ると本格的にファストファッションが市場をけん引し、ZOZOTOWNに代表されるファッションECモールが台頭するなど、ファッション流通は大変革期を迎えた。
コラム FASHION ASPECT Knowledge -
激動の平成ファッションビジネス史と次代の展望(前編)卸ビジネスから小売ビジネスへのシフトが鮮明になった平成前期
2019年5月1日の改元によって30年強続いた平成時代が終わりを告げようとしている。この30年間を振り返ると、日本のファッションビジネスにとっては、まさに激動の時代だったといえる。次代のタームにつながる新たな機軸を考えるために、本号と次号の2回にわたり、「平成ファションビジネス史」を振り返ってみたい。
コラム FASHION ASPECT