ifs未来研究所
モノや情報が溢れ返り、ひとつの商品やサービスをとってみても“生活者”自身が常に理性的に判断できる範疇を超え、ますます複雑化。
生活者の感情や心に訴え、自分ごと化させ、共感してもらうというプロセスが必要不可欠になっている今だからこそ、ifs 未来研究所では、「時代の気分」「生活者の価値観」「ビジネスの可能性」といった視点から、少し先の未来について様々な切り口から情報を発信。
コラム
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"2020年の生活者の気分 2030年の「安定」を手に入れるべく、「不安定」要因払拭に着手する年に"
ifs「生活者の気分」リサーチでは、「経済的にも生活的にも満足している」と回答した人の割合は2019年9月末時点で40.9%と、2018年の同時期と比べて3.9%も減少した
コラム FASHION ASPECT -
サステナブル元年:No single use plastic
近年、プラスチック廃棄物による環境汚染が、世界的に深刻化の一途を辿っている。使い捨てされ、きちんとリサイクルされないまま環境中に出たプラスチック廃棄物は、最終的に海洋に流出し、海の生態系を脅かす存在となっているのは周知の事実。今回は、この問題に対する米国の流れ、注目企業、またNYにおける注目ショップをご紹介させて頂きます。
コラム 海外レポート サステナビリティ -
社会貢献に徹底した企業姿勢②:Cotopaxi & Tentree
前回のレポートでは、社会貢献に徹底した企業姿勢第一弾として、サステナブルな企業を牽引する老舗アウトドアウェアブランドPatagoniaについてレポートさせて頂きました。今回は、社会貢献に徹底した企業姿勢第二弾として、今ミレニアル世代から絶大な支持を得ているサステナブルなアウトドアブランド「Cotopaxi 」とアパレルブランド「Tentree」についてレポートさせて頂きます。
コラム 海外レポート -
デジタルネイティブ世代のギフト消費 ネット時代、ギフトはリアルなシーンを盛り上げるツール役を担う
財布の紐が固いといわれる生活者だが、最近会った若者の話からは、自分のこと以上に、友人とのご飯やギフト、家族との時間など、「人との関わり」には積極的にお金を使っている印象を受けた。そこで今回は、「人間関係を円滑にするために行っていること」の中でもギフトにフォーカスし、その意味合いを探ってみた。特にデジタルネイティブ世代ならではのギフトの役割を、上世代と比較しながら解き明かしたい。
コラム FASHION ASPECT -
公園化する商業施設、広場化するオフィス
南町田グランベリーパークがオープンした。大きな特徴は隣接する鶴間公園と商業施設とが一体となり、一つのエリアになっていることである。公園と一体化することで、オープンで気持ちの良い空間が形成され、商業施設の付加価値も高まっている。
コラム 太田の目 -
社会貢献に徹底した企業姿勢①:Patagonia
気候変動、地球温暖化の影響に伴い、干ばつ、山火事、嵐や竜巻といった異常気象が頻繁に観測されるようになり、その深刻さは想像以上のものだと専門家は警笛を鳴らす。
コラム 海外レポート -
― 2019 年のファッションビジネスを振り返る ― デジタルシフトとサステナビリティ
2019年を振り返ってみると、Zホールディングス株式会社(以下、ヤフー)による株式会社ZOZOの買収、株式会社オンワードホールディングス(以下、オンワード)による600店という大規模な店舗閉鎖、「フォーエバー21(FOREVER 21)」の日本市場撤退など、“ショック”と称される話題がいくつかあった。ファッションビジネスの失速と思われがちだが、一方で新たな時代に向けた、レガシーとの訣別とも捉えることができる。今年のトピックスを俯瞰すると、時代の転換点が見えてくる。
コラム FASHION ASPECT -
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新しいリテールの在り方:Community is the new retail(ビューティー編)
前回のレポートでは、同じ興味を持つ人々が集まるコミュニティの確立と成長こそが、新しいリテールの機会を創出しており、昨今勢いにのるフェスやコンを事例に、コミュニティが発信するリテールの新しい在り方をレポートさせていただいた。今回のレポートでは”ビューティ編”と称して、ビューティ関連のコミュニティ作りを探っていきたいと思います。
コラム 海外レポート -
過渡期を迎える上海商業施設(後編) 大規模開発ラッシュで市場は飽和状態を迎えたか?
経済成長とともに、圧倒的な規模で商業施設の開発が進む中国・上海。前号では、上海の商業施設について4つのタイプに分類し、①大商業集積+エンタメ型巨艦施設②コンセプト型施設について紹介した。後編では、歴史的な建物をリノベーションしてコンセプチュアルな施設に仕立て上げ、大規模な商業集積施設とは一線を画す③リノベーション&コンセプト型施設と、比較的感度が高く、鉄道、住宅、オフィス、ホテル、商業が複合的に集約されている④多機能集約型施設を紹介したい。
コラム FASHION ASPECT -
大規模停電で見たリアルの力
台風15号による大きな被害が千葉県を中心に起きた。これまでに例を見ない大規模停電や断水により人々の生活に影響を及ぼした。私が住む家の周辺も、月曜日未明から水曜日の夜まで停電という状況になった。あちらこちらで信号機や街灯もつかない状況になり、市内全域が暗闇に包まれた。
コラム 太田の目 -
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Gen Z世代の最新「食」動向
Gen Zは、1994年から2010年代半ば生まれの9歳~25歳(文献によっては1990年代半ばから2000年代初期生まれ)をさす。Gen Zと呼ばれる彼らは、現在米国に約6500万人存在し、2020年までに米国消費者の40%を占めると言われている。ミレニアル世代の後発組と年齢が近いGen Zの先発組は、既に成人を迎え労働市場に参入。現在彼らの消費力は 440億ドルとも言われ、その消費力は年々増加の一途を辿っている。Gen Zは、コト消費を重要視し、Foodieの異名を持つミレニアル世代と嗜好が比較的似ていると言われるが、こと食に関してはミレニアル世代とは少し違った価値観を持っているようだ。
コラム 海外レポート -
過渡期を迎える上海商業施設( 前編) 大規模開発ラッシュで市場は飽和状態を迎えたか?
大規模商業施設の開発ラッシュが続く中国。なかでも上海は、2018年に開業した商業施設は50施設以上、総面積が500万平方メートルを超えたとも言われており、商業施設開発エリアとしては世界トップクラスと言っても過言ではない。しかし、2013年を境に売り上げと売り場面積の伸び率が乖離し始め、最近では開発するほど効率が落ちるという状態に突入しているという。本号と次号の2回にわたり、過渡期を迎える上海の商業施設の現状をリポートする。
コラム FASHION ASPECT -
新品好きの日本人は他人のお古で心が満たせるか?
全てのものが「所有価値」から「使用価値」にシフトしつつあるという。日々の暮らしに必要なものは、どこかから、レンタルするか、誰かとシェアするか、サブスクリプションを利用すればいい。都度、最も効率的で、最もパフォーマンスに優れたものを調達し、必要なくなれば返せばいい。実にスマートな選択である。
コラム 太田の目 -
アフリカ系アメリカ人デザイナーの台頭:彼らの成功の背景~
2018年3月、Louis Vuittonの新メンズ アーティスティック・ディレクターに同メゾン初のアフリカ系アメリカ人デザイナーVirgil Abloh氏が就任し、世間を騒がせたことは記憶に新しい。長らく白人優位が顕著で、著名なアジア人デザイナーも数えるほどしかいないラグジュアリーブランドに於いて、アフリカ系アメリカ人デザイナーがビッグメゾンのアーティスティックディレクター、実質メンズデザインのトップに抜擢されたことは歴史的な瞬間だと言える。
コラム 海外レポート -
21世紀型ライフスタイル -楽しい!で関わる・転じる・広がる暮らし
21世紀に入って20年、社会・情報環境が多様化、フラット化する中で、暮らし方はどのように変化しているのか。伊藤忠ファッションシステム株式会社(以下、ifs)では定期的に生活者リサーチを行っているが、今回は「21世紀型ライフスタイル」を捉えるべく、「生活先行層」にフォーカスし、彼らの価値観・行動を探った。その共通項から見えてきた「21世紀型ライフスタイル」に欠かせない要素を紹介する。
コラム FASHION ASPECT